オンライン旅行サイト大手のエクスペディアグループは、5月13日、「新型コロナウイルス感染症に立ち向かうすべての医療従事者を対象」とした「医療従事者サポートプラン」を開始したことをプレスリリースした。病院やクリニック、在宅ケア施設、救急医療サービス、中央省庁や地方公共団体などの公共機関で働く、「新型コロナウイルス感染症に立ち向かうすべての医療従事者」が対象となる。
同リリースによると、エクスペディアホールディングス代表取締役のマイケル・ダイクス氏は、「日本の医療従事者の皆様が、毎日大変な思いをされていることを心苦しく思っております。医療従事者の皆様の懸命な働きに大変感謝しており、家族を守るために一時的に離れたいと考えている方や、休息したいと考えている方に対し、安全な場所を確保したいと考えております。」とプランを設定した理由についてコメントしている。
プランを利用するためには、エクスペディアまたはHotels.comのサイトから宿泊を申し込む必要がある。また、チェックイン時に、社員証や名刺などの医療従事者として働いていることを証明するもの、写真付きの身分証明書、エクスペディアまたはHotels.comの予約番号の提示が必要となる。プランの適用は6月30日(チェックイン)まで。
現在、同プランが設定されているのは、「dormy inn (ドーミーイン)」の65施設(参加ホテル一覧)。エクスペディアグループでは、同プランへの参加施設も募集している。
医療従事者の中には、医療機関や施設での宿泊を余儀なくされているケースや、家族への感染などを懸念してホテルに宿泊しているケースが少なく無いという。こうした医療従事者等の負担を少しでも軽減しようという今回の取り組み、多くの医療従事者が利用できることが期待される。
(KEY CHEESE 編集部)